数日前リ○○○ンのCMを見てびっくりしました。
なんと高齢のご婦人がぺろぺろキャンディーを「ガリ!」
しまいには瓶の蓋を歯で抜くではありませんか!
ご注意下さい。あんなことをしたら歯は割れてしまいすぐに歯医者の世話にならなくてはいけなくなってしまいます。
確かに若い頃は堅いものを咬んでも歯が割れることはないと思います。そのときはある程度歯に弾力性があるからです。
ところが年を重ねるに従って歯は堅く、もろくなってきます。
これは歯が「熟する」ことで決して悪いことではないのですがあまり堅いもの→食べ物ではないものを咬めば歯は欠けてしまいます。
残念ながら若い頃とは違います。
当医院にいらっしゃる咬んで歯が欠けてしまった患者さんの原因は
1.梅干しの種の中身を歯で割って食べる趣味?のあるあなた
2.氷を「ガリガリ」と歯で咬むのが好きなあなた
3.CMのように歯で瓶の栓をあけるあなた
4.スパゲッティーのボンゴレに入っているアサリの貝殻を咬んでしまったあなた
上記のものはすべて「食べ物」ではありません。
飴はなめるもの氷だって自然界ではそんなに堅いものは存在しないはずです。まして昔には夏には存在しないものですよね。(江戸時代の将軍以外は)
というわけで歯を大事にするはずの口腔洗浄剤を販売している会社のCMとして誤った表現です。
歯が丈夫ということをアピールするにしてもひどすぎます。
歯が欠ける前に充分ご注意を!!