テレビでご存知のタモリ氏のようにいわゆる「隙っ歯」(正中離開)の中で審美歯科では絶対に切らなければいけない上唇小帯を持っている方がいらっしゃいます。
大概は子供の頃に転んで唇を打ち、自然と切れてしまうのですがそのまま温存している場合は前歯の歯並びが開いて審美的ではなくなってしまうことがあります。
本日来院した方の場合は歯列矯正の相談が主訴でしたが歯列矯正の前に上唇小帯の切除が必要となります。
それをしないことには前歯の間に強固な繊維質の筋がまたがっているため矯正を行う上で大きな障害となるのです。
もしも小児の頃にそのことに気がついて切除していたら現在は前歯が開いていなかったと推測されますが20代では切ったことによっての閉鎖は期待できません。
しかしながら放置することによってさらなる歯間離開が予想されますので早急に切除すべきでしょう。