お盆や師走となると駆け込みでの症例が多いものです。(2005.12.26)
昨年末にお子様の看病で徹夜したため疲労困憊し、朝方失神して気がついたら下唇を貫いて右上の中切歯が頭の上にあったという緊急を要する症例です。
このような場合は軽く水洗いした後浸透圧の等しい牛乳などに浸してすぐに歯科医院に駆け込んでください。
今回は幸いきれいに抜け落ちていたので生理食塩水で洗浄して本来の位置に再植後、矯正線と即時レジンで固定しました。
上皮縫合翌日(2006.12.27)
皮膚の方はさほど大きく損傷していなかったので1糸だけの縫合ですみましたが口唇内部はざっくりと切れていたので3糸ほど縫合しました。(200612.27)
10日後の抜糸前です。(2006.01.05)
その後抜随、根管充填後レジン修復し40日後で皮膚表面もほとんど傷口が目立たなくなりました。
(左側は以前に失活済み)(2006.02.06)