中心結節01
 先天的に小臼歯の真ん中にごま粒大の出っ張りがあることがあります。(1,0~3,5%)


これは中心結節といい、小学生高学年に乳臼歯が生え替わったときに咬合で折れて虫歯でもないのに感染を起こすことがあり、冷痛や根尖の腫脹を伴います。
写真は12歳の男の子ですがやはり折れてしまい、感染根管処置を行わなくてはいけない例です。
折れたところが歯髄まで繋がっているため感染を起こしたもので、まだ根の先が成長しきっていないので成功率が低く根管治療を避けたいところですが仕方がありません。
中心結節02
 予防策としては中心結節周囲をシーラントやレジンで補強して折れないようにすることが必要です。